目次
ABOUT WORK FLOW 7-2-1
ワークフローを改善するための3STEP
ワークフローを改善するための方法を、3STEPを分けて解説します。
1.ワークフロー図を作成するワークフロー図とは、業務や業務フローを書き出し、可視化した図のことです。
まず、現状のワークフローの全体像を把握するために、ワークフロー図を作成します。ワークフロー図を作成する範囲を決め、その範囲内の業務を、実際の業務プロセスに沿って洗い出してください。
分かりやすいワークフロー図にするには、縦軸と横軸の二軸の表を作成することがおすすめです。
例えば、横軸には業務にかかわる従業員を記載し、縦軸には業務プロセスを記載してください。
2.ワークフローの課題点を洗い出すワークフロー図を作成したら、現在のワークフローの課題や問題点を洗い出します。
実際の業務に携わっている管理者や従業員の話を聞きながら、業務の各段階における課題や問題点をワークフロー図に記入していきましょう。
ワークフローの課題点を洗い出したら、改善すべき優先順位や緊急度を設定してください。例えば、多くの社員が間違えるワークフローはないか、承認作業が滞るプロセスはないかといった点まで詳細に確認していくと、スムーズに施策を立てられます。
3.ワークフローシステムを調査・検討するワークフローの課題や問題点が把握できたら、その課題や問題点を解決するための施策を検討します。まだワークフローシステムを導入していない場合には、ワークフローシステムの導入を検討することをおすすめします。ワークフローシステムを導入することにより、申請、決裁などの業務にかかる時間や手間を大幅に削減し、業務効率化などにつながる可能性があるためです。
現在、さまざまなワークフローシステムが販売されているため、自社の課題や問題点を解決できる機能があるかどうかを比較検討し、自社に適したシステムの導入を目指しましょう。
ABOUT WORK FLOW 7-2-2
ワークフローを見直すための注意ポイント
ワークフローを改善するための方法をご紹介しましたが、ここでは、実施する際に気をつけたいポイントについて解説します。
ワークフローに関わっている全員の声を聞く
現状、組織が抱えているワークフローの課題や問題点の聞き取りは、ワークフローに関わっている従業員、管理者全員から洗い出すことが大切です。
申請者、管理者など、それぞれの立場により、行う作業は異なります。また、同じ申請者でも、人によって異なった申請プロセスを踏んでいたり、課題に感じている部分が異なっていたりする可能性があります。
紙文書によるワークフローを実施している場合には、作業や管理が煩雑化しやすく、ワークフローの全体像が曖昧になっていることもありえるため、きちんと全員から話を聞くようにしてください。
承認フローなどのフロー自体が適切か確認する
ワークフローのプロセスごとの課題や問題点を洗い出す際に、そのフロー自体が適切かどうかを確認することも非常に重要です。
例えば、管理者が異動により、そのプロジェクトを外れても、いつまでもそのプロジェクトの承認作業をし続けている場合や、二重チェックが発生している場合などには、フロー自体を見直す必要があるでしょう。
そのため、業務フローに関わる人員や、業務フロー自体が適切かどうかについても確認し、必要であれば新たなワークフローのルートやルールを設定してください。
現状の課題解決だけでなく、長期的な視点をもつ
会社の事業は、技術の進歩や社内における計画の変化、社会から求められる企業の役割の変化などの要素によって変化もあります。
そのため、定期的にワークフローも見直す機会を設け、アップデートしていくことが大切です。ワークフローシステムを導入する場合には、現状組織が抱えている課題解決だけを目的としたワークフローシステムを選んでしまうと、機能不足に陥る可能性があります。
事業の拡大や経営体制の変更が考えられる場合、ワークフローシステムの機能拡張がどこまで可能なのかという点や、外部システムとの連携ができるかどうかなどを確認しておきましょう。
ABOUT WORK FLOW 7-2-3
ワークフローシステムを導入する場合
自社に適したワークフローシステムを導入することで、ワークフローを改善できる可能性が大いにあります。そこで、ここではワークフローシステムについて解説します。
ワークフローシステムとは
ワークフローシステムとは、申請・承認などにおける業務を自動化するためのシステムです。ワークフローや書類のフォーマットなどを設定することができ、その後の業務をシステム上で行うことができるようになります。電子化することで、ワークフローを一元管理できるとともに、業務の進捗が可視化されるため、スムーズな業務が期待できます。
ワークフローをシステム化により、業務一覧や業務フローが可視化されるため、申請・決裁業務における労力やかかる時間が大幅に削減されるため、業務効率化につながります。
ワークフローシステムを導入するメリット
ワークフローシステムを導入する最大のメリットは、申請・承認・決裁などにかかる業務の効率化を図れる点です。紙文書でのワークフローにかかる労力や時間を大幅に低減し、一元管理が可能になります。例えば、申請書類を探して記入し、上司のもとに提出しに行く手間と時間が、上司においては、提出された書類を把握・管理する手間と時間が低減されます。
また、内部統制の強化や働き方改革への対応が可能になるといったメリットもあるため、多くの企業が導入を進めています。
ワークフローシステムを導入するメリットについての詳細は、以下の記事で解説していますので、併せてご覧ください。
参考:「ワークフローシステムとは?導入のメリットとデメリットを解説
https://www.workflow-ex.jp/documents/about_work_flow4-4
ワークフローシステムを導入する手順
ワークフローシステムを導入する手順において大切な点は、解説したワークフローを改善する3STEPを実行することです。ワークフローシステムを導入する目的が曖昧なまま、ワークフローシステムを選定した場合、課題や問題点を解決できる適切なワークフローシステムを選定できない可能性があります。
しっかりとワークフローシステムを導入する目的を見定めてから比較検討に入りましょう。
ワークフローシステムを導入する手順についての詳細は、以下の記事で解説していますので、併せてご覧ください。
参考:「ワークフローシステムの導入手順とは?失敗しない進め方を解説」
https://www.workflow-ex.jp/documents/about_work_flow4-2
ABOUT WORK FLOW 7-2-4
ワークフローは継続的な改善によって最適化を
ワークフローは、技術の発展や社会のニーズなどによって求められる形が変わってくるでしょう。
そのため、継続的な改善をするために、ワークフローを最適化し続けることが必要です。
そうすることで、企業の経営活動における生産性が向上された状態を維持することにつながります。
ぜひ、ご紹介したポイントを意識し、ワークフローの継続的な改善を目指してください。
ワークフローシステムをご検討の方はこちら
https://www.workflow-ex.jp/cloud